10年、そして一生

寒い日が続きますね。体調も情緒も崩れてはいませんか。どうもきなこです。

ちなみに私は情緒がガッタガタです。


今回は突然ですが、私の昔話と覚悟についてのお話。




始まりは2013年の冬、

私がまだAmebaブログに生息していた頃。

今は無き足あと機能があった時代のある日、

とあるV系バンドの下手ギターからの足あとを

辿ったことがきっかけでした。

当時の私はJ-popをメインに聞いていて、

バンドには興味がなかったと言っても

過言ではありません。

そんな私の元に届いた足あと。

それを辿ったのはほんの興味か、

はたまた必然か。

彼のブログを見てみれば、

始動して半年ばかりの

和風ロックなV系バンドでした。

1stシングルの試聴が出来たので

これまたほんの興味で見てみれば

ボーカルのビジュの良さ、声の良さ、

歌の上手さ、曲の雰囲気に

あっという間に惹かれていって。

そのまま5人をフォロー、

バンドの公式通販にも会員登録。

今までに見たことのない世界に

飛び込んだ瞬間でした。


バンド自体は3年半ほどで解散、

その終わり方も、ボーカルが推しの私にとっては

本当に後味の悪いものでした。

だからこそ、申し訳ないけれども

後継バンドは応援できなかった。

唯一の救いは、そのバンドがそのまま続くのではなく

一度終わりを迎え、名前を変えて後継されたこと。

5人でジンなのだと。

ジンというバンドは5人がいて成り立っていたものなのだと。

そう思わせてくれたことだけが、

今となっては救いとなっています。


時は経ち、2023年2月16日。

私がバンギャになって10年を迎えた年。

ジンナーになって10年を迎えた年。

そしてこの日は、

私がV系で唯一推しているジンのボーカルのお誕生日。

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人生で初めて祭壇なるものを作りながら、

ケーキを食べながら、

私が確信したことは、

自分は一生ジンナーで、一生Rikuギャだということでした。


1stシングルは手に入れられなかったので

全ての円盤を持っているわけではないものの、

それ以外は全て買い、

円盤で買えなかったものに関しては

iTunesで音源を買いました。

グッズも欲しいと思ったものは全部買った。

フライヤーやフリーマガジンも

彼らが載ると知ればすぐにショップに行った。

地方民で遠征も出来なかったけど、

定期的にファンレターは送った。

私がそれだけの熱量を注げたものなんて、

それまでを思い返しても、

解散してから今までを振り返っても、

このバンドしかなくて。

幸せな時間も、苦い思い出も、

全部を余すことなくひっくるめて

10年前のあの日から

私はジンナーでRikuギャなのだと、

そしてそれはこれからも変わることはないと、

強く感じた日でした。


そしてその3日後の昨日。

10年越しにとあるものを買いました。

本当はお誕生日当日にと思ったけど手に入らず……。

詰めが甘いのは毎度のことです。

※無断転載禁止/All rights reserved.


今がどうかは知りませんが、

彼が当時愛用していた香水。

人間の記憶とは不思議なもので、

匂いに最も結びつきやすく忘れにくいのだとか。

どこで得た知識かも覚えていないので

嘘かもしれませんが。


ファンレターのお返事からこの香水の匂いがして

嬉しかった思い出から一変、

もうあの時間が戻ることはないのだと

苦しくなってしまい

5,6年ほどお手紙を手に取れなかったのですが、

つい先日、ふと思い立って出した時に

あの香りがしないことの方が悲しくて、

さらにはその香りを思い出せないことが

あまりにも悔しくて、腹立たしくて、切なくて。

どんなに胸が苦しくなったって、

思い出す度に涙が零れたって、

香りとともに大切な思い出の僅かな欠片さえも

消えてしまったかもしれない方が悲しくなって、

10年という節目もあって、

買うことを決意しました。

はたから見れば大したことないかもしれませんが、

私にとっては一大決心ですから。

これまでも、これからも、

私の大本命盤はジンで、大本命麺はRikuくんただ一人。




ちなみに、

他にも好きなV系バンドはいて

全然普通に聴いています。

ただ、「好き」以上の感情はなくて。

ここまで拗らせていないというか……。

そんな感じ。

あと、私が好きなV盤は

悉く解散と活休しました。詰み。罪。




あまりブログで

好きなものについてここまで語ったことも

ない(気がする)ので

新鮮だったように思います。

ないとは思いますが、

もしご本人の目に留まったならば

それ以上の喜びはないですね。

今でもずっと大好きなので。


というわけで今日はこんな感じで。

それではまた。

甘味処

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